介護業界は人手不足でしょうか。有効求人倍率から介護職が売り手市場なのかを見ていきます。
目次
有効求人倍率とは
有効求人倍率とは、求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数値です。有効求人倍率の数値を見るとその業界の人手不足や、就職・転職のしやすさの目安にもなる数値です。求職者の数よりも求人数が多い人出不足場合は有効求人倍率が1以上、逆に求職者の数のよりも求人数が少なく買い手市場の場合は1以下の数字となります。
売り手市場
- 有効求人倍率が高い
- 就職を希望する人より企業の採用枠の方が多い状態
買い手市場
-
有効求人倍率が低い
-
就職を希望する人より企業の採用枠の方が少ない状態
有効求人倍率の簡単な計算方法
有効求人倍率の計算方法は、次の通りです。
有効求人倍率の計算式
有効求人倍率=有効求人数(件)/有効求職者数(人)
「有効求人数(件)」を「有効求職者数(人)」で割ったものが、有効求人倍率です。有効求人数は前月と当月の求人の数、有効求職者数は前月と当月の求職者の数を指します。
例えば、求職者100人に対して求人が500件あるとき、有効求人倍率は5.0倍となります。売り手市場で就職しやすい状況になります。
逆に、例えば有効求人数が50に対して、有効求職者数が100人であるとき、有効求人倍率は0.5倍となり買い手市場になります。
有効求人倍率利用の注意点
厚生労働省がハローワークでの求人数・求職者数をもとに算出した数値になります。つまり、民間企業の求人サイトなどハローワーク以外で求人は反映されていないことになります。有効求人は景気の動向を現す数値として引用されますが、前述の理由により、あくまで参考値という理解がされています。
介護業界の有効求人倍率
介護業界の有効求人倍率は求人倍率が高く、買い手市場と言えます。
例えば、2020年9月の介護業界の有効求人倍率数値をみてみます。
新規求人 | 74,337 |
有効求人 | 209,862 |
新規求職 | 12,428 |
有効求職 | 54,924 |
紹介件数 | 13,345 |
就職件数 | 6,303 |
新規求人倍率 | 5.98 |
有効求人倍率 | 3.82 |
参照)
参照:厚生労働省 職業別一般職業紹介状況[実数](常用(含パート))
新規有効求人倍率は、5.98、有効求人倍率は3.82になっていますね。
有効求人倍率が1以上ですので売り手市場という事が言えます。
売り手市場
- 有効求人倍率が高い
- 就職を希望する人より企業の採用枠の方が多い状態
となります。つまり、介護業界では転職しやすく、仕事が見つかりやすい状況「人手不足」という事が言えます。
介護業界の人手不足対策
介護業界の人材不足は少子高齢化が進むにつれ、深刻化すると言われています。慢性的な人手不足の介護業界では、コロナの感染拡大でヘルパーが離職などが出る状況ともなりました。
厚生労働省による対策として
離職した介護職員向けの再就職準備金
復職で最大40万円貰える?介護人材の再就職準備金とは
コロナ慰労金
2021年になっても介護コロナ慰労金がいつ入るかわからない?
などありますが、以前として人材不足の介護業界。
人材不足のためブランクOKとして、離職者の再雇用や無資格者OKなど介護の仕事経験がない人でも転職しやすい業界になっています。
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