介護職にふさわしいのはどんな服装？チェックポイント4つ

介護職の服装については、職場で制服・ユニフォームが決まっているところもあれば、自分で用意しなければならないところもあります。介護職にとっては、服装も大事なポイントです。ここでは、介護職にふさわしい服装についてご紹介します。

介護職は制服と私服、どっちがいい？

介護職の場合は制服のところも私服のところもありますが、どちらかというと職場で制服・ユニフォームが決まっていて支給されるところが多いようです。働く側からみても、自分で用意しなくてもいい、場合によっては洗濯も施設でしてもらえるということで、制服が好まれる傾向にあるようです。

高級で健康な方が入ることの多い有料老人ホームの場合は、介護職の服装も作業着というよりは高級感のあるスタイリッシュな制服というところもあります。
一方、同じ有料老人ホームでも、介護度の高い入居者が多い施設では、ジャージやポロシャツ＋チノパン＋エプロンといった制服が支給されるのが一般的です。

要介護3以上の方が入居する特別養護老人ホームや、介護老人保健施設・デイサービスなどでも、同様に動きやすいユニフォームが採用されています。

比較的大きな施設や、病院に併設されている施設の場合は制服支給が多く、グループホームのような小さな施設では制服ではなく私服という傾向があります。

自分で介護職の服装を選ぶときのチェックポイント4つ

制服がある場合はそれに従えばいいのですが、自分で服を準備しなければならない場合は、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

動きやすさ

介護職の中心となる仕事は、利用者様の身体介護や生活介護です。
入浴を介助したり、利用者様の体を支えたりと、体を使う仕事が多くあります。
そのため、介護職の服装では動きやすいことが大切になります。
肌ざわりのよい素材で、適度にゆとりのあるサイズのものを選びましょう。
また、腕を伸ばしたりしゃがんだりしたときに体が出たりすることがないデザインのものがおすすめです。

安全性

介護の現場では、利用者様と体を近づけてお世話をすることも多いので、安全なことが最重要です。
ふだんはなんでもないボタンやポケットでも、ボタンに利用者様の髪の毛がからまったり、ポケットに利用者様の指がひっかかってケガをしたりといった思いがけないことが起こるのが介護の現場。
できるだけよけいなボタンや飾り、ポケットのないシンプルな服を選ぶようにしましょう。

洗濯のしやすさ

介護職の服装では、清潔感も大切です。
体を使うので汗をかくうえ、食事のお世話や排泄介助などの汚れやすい仕事があるからこそ、洗濯がしやすく、乾きやすい素材のものを選ぶようにしましょう。

高すぎないこと

職場で制服が支給されず自分で購入するときは、高すぎないということも見過ごせないポイントとなります。利用者様やご家族様と接する仕事なだけに、仕事で汚れることが多いといっても、着古した服をいつまでも着ているのはNG。
いつでも最低限きちんとした格好をするためにも、手ごろな値段で、くたびれてきたら気兼ねなく買い替えられるものを選ぶとよいでしょう。

介護職の服装は利用者様とのコミュニケーションを考えて

そのほかにも、介護職の服装には気をつけなければならないことがあります。
全身真っ黒の服装は、喪服を連想させるので避けましょう。汚れが目立ちにくいので、衛生面からも好ましくありません。

また、露出の多い服装は、動きにくいだけでなく、利用者様との思わぬトラブルのもととなりかねません。同じ理由で、介護の仕事をするときはスカートは避けたほうがいいでしょう。
おしゃれをしたい気持ちはプライベートの時間で満たして、仕事のときは仕事に集中できる服装を選びましょう。

介護職の服装で大事なのは、利用者様のことを思う気持ちです。
利用者様やそのご家族といいコミュニケーションを取り、仕事に集中するためにも、仕事用の服を選ぶときには、ここでご紹介したポイントに気をつけてみてくださいね。

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