ハローワークで介護資格を取得できる！方法やメリット、注意点とは

「介護資格を取得したい！」と思ったときの選択肢の1つとして、ハローワークに応募する方法があります。ハローワークは資格取得に関するさまざまなサービスを提供しており、無資格・未経験者でも挑戦しやすい環境を整えています。

本記事では、ハローワークで介護資格を取得する方法やメリット、注意点、ハローワーク以外での資格取得方法などを紹介しているので、これから介護業界でチャレンジしたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

ハローワークで介護に役立つ資格を取得できる

ハローワークでは、働くためのスキルを身につけたい方向けに「公共職業訓練（ハロートレーニング）」と「求職者支援制度」の制度を設けています。

どちらを利用した場合でも介護職員初任者研修や実務者研修など介護に役立つ資格を取得でき、公共職業訓練であれば国家資格の介護福祉士を目指せるコースを受講できます。

これらの主な違いは下記のとおりです。

公共職業訓練と求職者支援制度の主な違い

※雇用保険を受給している方が求職者支援制度を利用する場合もあります。

公共職業訓練と求職者支援制度のどちらの制度を利用するにせよ、まずはハローワークでの相談・申し込みからスタートします。下記では求職者支援制度の場合の条件や手順を紹介しているので、一例として参考にしてみてください。

求職者支援制度を利用するための条件

・ハローワークで求職の申し込みをしていること
・雇用保険の被保険者・受給資格者ではないこと
・働く意思や能力があること
・職業訓練の支援についてハローワークが認めていること

求職者支援制度を利用するための手順

1. 求職の申し込みを行い、制度の説明を受ける
2. 訓練コースを選ぶ
3. 訓練コースに受講の申し込みを行う
4. 訓練実施機関による選考（面接・筆記）を受ける
5. 合格したら就職支援計画を作成する
6. 訓練の受講がスタート

ハローワークを通して介護資格を取得するメリットと注意点

次に、ハローワークを通して介護資格を取得するメリットと注意点をご紹介します。
これから申し込んでみようと思っている方は、どちらも把握したうえで準備を進めていきましょう。

メリット

ハローワークで介護の資格を取得するメリットは、費用を節約できる点です。
介護の資格を取得するためには5万円以上の出費となることも多く、退職したばかりなど今後の収入が見込みにくい方にとっては挑戦しづらいものでもあります。ですが、ハローワークを通すことで受講料がかからないため、テキスト代などの実費だけで資格取得を目指せるというのは大きなメリットと言えるでしょう。

また、自己都合で退職した場合、失業保険を受け取れるのは3ヶ月以上先となるのが通常ですが、公共職業訓練を利用すれば受け取るタイミングを早められるのもうれしいポイントです。

ハローワークで介護資格の取得を目指す場合の注意点

一方、ハローワークを利用した際の注意点として、必ずしも申請が通るわけではない点が挙げられます。受講できる人数はあらかじめ決まっていますが、応募人数が多ければ受講できない可能性もあります。選考時には面接と筆記試験が行われるため、対策を練る必要もあるでしょう。

また、資格によって自己負担額が高くなる点も忘れてはいけません。たとえば介護福祉士の応募要項を見ると2年間での自己負担額が20万円と高額なものもあります。もちろん専門学校に通うよりは安いですが、トータルでかかる費用の確認は必ず行うようにしてください。

資格取得制度がある求人を探す方法も

今回ご紹介したとおり、ハローワークを介して介護の資格を取得する方法もありますが、介護施設によっては資格取得支援制度を設けているところもあります。資格がない人でも応募でき働きながら資格取得を目指せるため、今すぐ仕事を探したい方はそちらを利用してみるのもよいでしょう。

⇒【介護求人ネット】資格取得支援制度の求人一覧

また、介護業界の場合は無資格で応募できる求人もあります。

⇒【介護求人ネット】無資格OKの求人一覧

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