介護転職を考えている方へ、介護職で働くメリット3つ

かつて介護職と言えば、体力的にきつい、給料も安い、離職率が高い、そういったイメージがありました。しかし今、介護業界では働き方の改善がずいぶんと進んでいます。待遇や給与水準の見直しも進み、むしろ転職先として介護職は人気が上がりつつあるのです。
なぜ介護職への転職が増えているのでしょうか？　介護職で働くメリットについて見ていきましょう。

介護転職のメリット①「誰でも始められ、時短勤務も可」

１．誰でも始められる

様々な求人がある中で、介護職ほど幅広く門戸を開いている職種はないかもしれません。
基本的に介護の求人はほとんどが年齢不問、学歴男女問わず、また経験、資格等を必要としないというものも多数あります。
介護助手なら無資格で就くことができますし、働きながら研修を受けることで取得できる資格もあります。
経済産業省は、介護助手の人材確保の一環として、就労意欲の高い「元気高齢者」（60歳~75歳）を介護サポーターとして募集する取り組み等を推進しています。
（参照：https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180409004/20180409004-2.pdf）

また厚生労働省も幅広い人材確保のための取り組みとして、中高年齢者等の介護未経験者に対する入門的研修の実施等の支援を行っています。
（参照：https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000531297.pdf）

そのため中高年の転職先としても介護職は人気があるのです。

また世の中全体の高齢化に伴い、介護施設や介護事業所は年々増加しています。そのため介護業界は売り手市場なのです。

２．時間の融通が利きやすい

介護職はほとんどの事業所がシフト制を取り入れています。そのため自分の都合に合った時間帯を選びやすいというメリットがあります。
短時間可、夜勤のみ可といった募集もあり、家事の合間にパートタイムで働きたい人や、Wワークをしたい人には魅力的な条件です。
また残業が発生することが少ないのもシフト制のメリットと言えるでしょう。

３．学歴関係なく資格を目指せる

介護職は学歴に関係なく、国家資格を取得する条件を得ることが可能です。
たとえば「介護福祉士」になるためには、現場で3年以上の実務経験があり、規定の研修を終了していれば受験資格が得られます。必ずしも専門の学校を出ている必要はありません。
他にも「介護支援専門員」や「社会福祉士」などの資格を取得して専門職に就くことも可能です。資格を取得することで給与もアップし、管理職を目指すこともできます。

介護転職のメリット②「やりがい」

幅広い求人や働きやすさとは別に、やりがいを感じられる仕事内容にも注目が集まっています。
介護の仕事は、単に高齢者の身の回りの世話をするだけなのではなく、お世話を通して高齢者の自立を支援することが目的です。
支援することで利用者に笑顔が戻ったり感謝をされたり、あるいは利用者の家族の負担を和らげる手助けができたりすると、大きなやりがいを感じられるものです。

また、お世話を通して相手の人生経験や人間性に触れたり、心と心が触れ合う瞬間を味わうこともできます。そういった貴重な経験は他ではなかなか得られないものです。
人と人が接すること、支え合うことで得られる喜びが、この仕事の最大の魅力なのかもしれません。
人の役に立ちたい、仕事にやりがいを感じたいと考えている人には特に向いている職種だと言えるでしょう。

介護転職のメリット③「常に求人が多数ある」

介護の現場は常に人手不足です。今後、高齢者人口は増え続け、ますます介護現場は逼迫していくものと思われます。介護施設は年々増加しており、これからも介護の仕事はニーズが途切れることはないでしょう。
介護施設や事業所の数が多いということは、就職先も多いということです。時期や場所に関係なく、再就職や転職が大変しやすい職種ということができます。
資格を取得していればさらに、働き方や働く場所もより自分に都合の良いものを選びやすくなります。

最近では介護以外の他業種から介護職に転職する人も増えつつあります。
未経験でも応募できるという好条件だけではなく、景気の良し悪しやコロナ禍にも左右されにくい安定した雇用と、今後もニーズが増え続けるだろうと思われる将来性も理由の一つかもしれません。

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