転職するならいつがベスト？介護の転職におすすめな時期

年間を通して求人倍率の高い介護業界は、転職先として今もっとも注目を浴びつつあります。いつでも募集があるように見えますが、そんな介護業界にも転職に適した時期というのはあるのでしょうか？転職するならいつがベストなのか、介護の転職におすすめな時期について掲載しています。

介護職の転職に適した時期は？

介護業界は常に人手不足とも言われます。実際、求人案件は年間を通して数多く出ており、転職はいつでも可能な職種です。学校や役所関係のように、人事異動のある年度末等にまとまった募集をするというわけでもありません。

それでも、狙い目と言われている時期があります。それが4月、8月、1月です。4月は年度末に合わせて3月に退職する人が多いということ、8月、1月はボーナス支給後に退職する人が多いというのが理由のようです。

求人が増える時期は、それだけ多くの施設の求人情報を比較検討して転職先を決められるというメリットがあります。自分に合った職場をじっくりと見極めて転職したいなら、比較的求人が多くなる4月、8月、1月が最適な時期だと言えるでしょう。

介護転職、繁忙期は避けよう

転職をする時期としては好ましくない時期というのがあります。年末年始やお盆前の繁忙期は避けたほうがよいでしょう。
どの業界でもこの時期は多忙のため、職場はバタバタしています。慌ただしさに紛れて引き継ぎがスムーズに行えない恐れがあるため、新しい職場に入るタイミングとしては避けたほうがいいといわれています。

同じ理由で、今の職場を辞める時期としても繁忙期は避けるべきです。年末年始やお盆前の忙しさは一時的なものです。慢性的な人手不足からくる多忙は致し方ありませんが、特殊な時期が理由である一時的な繁忙期は、それが終わるのを待ってから退職することが円満な退社につながります。

スムーズな介護転職のために時期を見定めよう

今の職場で働きながら転職先を探すのか、退職をしてからあらためて転職先を探すのか、様々なケースが考えられますが、いずれにしても出来ることなら今の職場を円満に退社して、次の職場へとスムーズに転職出来るようにしたいものです。

転職を考えているなら、情報は早めに収集しはじめるほうがいいでしょう。今すぐ転職するわけではなくても、多くの情報に触れておくことで良い条件を見極めることが出来るようになるからです。
ただ、働きながら転職活動をするのは、時間的にもなかなか都合を合わせることが難しい面があるかもしれません。

退職をしたあとで転職先を探す場合、時間的な余裕はあるので、多くの施設、事業所をじっくりと比較し検討してみることが出来ます。
ただしその間の生活費が確保できるのかどうかが問題となります。
というのも、自己都合による退職の場合、給付制限期間が設けられるため、失業手当が振り込まれるのは退職から実質数ヶ月後からになるからです。場合によってはこの期間に貯金を切り崩して生活する必要が出てきます。

※令和2年10/1以降に自己都合退職の給付制限期間が2か月に短縮されました。
参照）https://jsite.mhlw.go.jp/kyoto-roudoukyoku/content/contents/000676060.pdf

また失業手当は受給条件を満たしている人のみが対象ですので、その点も注意しておきましょう。

在職中から転職活動を始める人も

これらの理由から、在職中に転職活動を始める人も居ます。基本的なスケジュールとしては、たとえば4月からの転職を視野に入れる場合、前年の夏頃には情報収集を始め、12月頃には見学、面接等をして就職先を決めておきます。
そうすれば現在の職場での引き継ぎ期間もしっかり作ることができ、4月からスムーズに次の職場へと転職することが出来ます。

退職についてですが、現在の職場にはなるべく早めに退職の意思を伝えましょう。
最低でも1か月前、出来れば3か月前くらいには伝えておくほうが、引き継ぎも確実に済ませることが出来、円満に退社できるでしょう。
会社によってはもっと早い時期に申し出るよう規則で定めている場合もありますので、就業規則をよく確認し、トラブルにならないようにしないとですね。

転職の時期に悩んでいる場合は

転職活動をしている時期に、自分が求めている求人情報があるとは限りません。希望の求人情報がある時期に転職するという考え方もあります。マンパワーグループなら介護業界を知っているプロが、あなたのかわりに、あなたに合った求人情報をお探しします。採用率は85％（マンパワーグループ株式会社調べ）を実現！　ぜひ、今の悩みや、不安、ご自身の希望をお伝えください。