介護の面接に落ちたら?面接に落ちる11の理由と落ちない8つのポイント

 

現在、介護業界においては人手不足が問題となっており、求人サイトには常に多くの介護求人情報が掲載されています。しかし、採用する側はもちろん「誰でもいいから来てほしい」と思っているわけではありません。では、採用面接ではあなたの何が見られるのでしょうか?

この記事では、面接に落ちてしまう理由と、落ちないために押さえておきたいポイントをご紹介します。

目次

なぜ落ちた?介護の面接に落ちてしまう理由

介護の面接で落ちてしまう場合、いったいどんなところに理由があるのか。まずはその理由から考えてみましょう。

身だしなみが整っていない

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者、アルバート・メラビアン氏が提唱した「メラビアンの法則」によれば、「人の印象は見た目が55%を占める」とされています。第一印象が初対面の人に与える影響はそれだけ大きいものです。

面接にふさわしい服装であるか、髪型は整っているか、爪は伸びていないかなど、身だしなみは面接の評価において非常に大きな要素となります。

ビジネスマナーができていない

社会人としての最低限のビジネスマナーができていないと、評価は当然下がります。基本的な挨拶はもちろん、面接時間に遅れずに到着するなど、社会人として当たり前のことができていなければ、「この人とは一緒に仕事をしたくない」と思われても仕方がありません。

言葉遣いや態度が傲慢

適切な言葉遣いは、相手に安心感を与え信頼してもらうために非常に重要です。丁寧語の「です」「ます」や、場面によっては尊敬語や謙譲語を使い分ける必要もあります。

また、姿勢や振る舞いで相手に嫌悪感を与えないような配慮も必要です。こうしたことができていないと「この人は傲慢そうだ」と思われてしまいます。

曖昧な志望動機

面接は通常、履歴書や職務経歴書を見ながら進められます。履歴書には志望動機を書く欄がありますが、多くの場合は面接でも志望動機を聞かれます。

「なぜ介護職を選んだのか」

「なぜここの介護施設なのか」

といったような質問が想定されますが、これらの質問に対して曖昧な回答しかできないと、採用される確率は低くなります。

応募先の業務内容などを理解していない

求人情報ではどうしても給与や福利厚生などに目がいきがちですが、面接を受けるにあたっては、実際に採用された場合にどのような仕事をするのかを具体的に理解し、イメージをしておくことが重要です。それができていないと、志望動機を語っても説得力がなくなってしまいます。

前職の退職理由がネガティブ

「前職で辛い経験があって退職した」という人は少なくありません。ただ、面接の場ではその辛い経験をストレートに伝えるのはマイナス評価につながる恐れがあります。また、前職の悪口を言うのもNGです。

質問に対してきちんと回答できていない

会話はよくキャッチボールに例えられます。相手が投げかけてきた質問に対してその内容とは異なる返答をすると、「コミュニケーション能力に問題がある人なのでは?」という目で見られてしまう場合があります。

自分の希望ばかりを伝える

面接は、あなたがどういう人物であるかを採用担当者にアピールする場ですが、だからといって自分の希望ばかりを一方的に伝えてはいけません。「自分のことばかり考えている身勝手な人」というレッテルを貼られてしまう恐れがあります。

逆質問をしない

面接の終盤に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。このときに何も質問をしないと評価を下げる要因となる場合があります。質問をしないことで「うちの会社に興味がないのか?」といった印象を与えかねないからです。

相手が話している途中で話し始める

介護現場では、利用者の話をしっかりと聞くことができる人が求められています。相手が話をしている途中に話をさえぎるような行為は「自分勝手な人」という印象を与えかねず、介護の現場にふさわしくない人物と思われてしまうかもしれません。

仕事に影響しそうな短所を伝える

誰にでも短所はありますが、それを面接の場でストレートに伝える必要はありません。それが仕事に影響するような短所であればなおさらです。特に、コミュニケーション能力が重視される介護業界では「人と話をするのが苦手」といったような短所を伝えるのは避けたほうがよいでしょう。

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求人の画像です
給与
パート・アルバイト 日給 24,000円~24,000円
勤務時間
21:00~翌9:00
仕事内容
府中市にある男性のご利用者様のお宅に訪問して身体介護、生活援助をお願いいたします。
(勤務時間:月曜日の21:00~火曜日の9:00)
※別室で仮眠もできます。
住所
東京都 町田市 小山町2598-5 メゾンファミーユⅤ101
京王相模原線 多摩境駅 から徒歩6分

介護の面接で落ちないためのポイント

では、介護の面接に落ちないためにはどんなことを心がければよいのか。そのポイントを7つご紹介します。

履歴書は丁寧に書く

字は書いたその人の人柄を表すといわれます。字が雑だと「この人は雑でいいかげんな性格なのでは?」という印象を与えかねません。

字を書くのが得意でないという人でも、丁寧に字を書くことで、それは相手に必ず伝わります。履歴書の字はボールペンで一字一句丁寧に書き、間違えた場合には修正ペンなどは使わずに最初から書き直しましょう。

身だしなみを整えておく

ビジネスには相応しくないラフな格好で面接に行くと、それだけで不採用になる可能性があります。「TPOをわきまえた人である」という印象を与えるためにも、服のチョイスだけでなく、シャツにシワがないか、爪が伸びていないか、前髪が長すぎないかといった点にも注意しましょう。清潔感は好印象につながり、内定獲得に近づきます。

話は簡潔に分かりやすく伝える

面接に慣れないうちは、緊張のあまり質問に対してあれもこれもと話してしまいがちなものです。面接の受け答えは、何を聞かれているのかを理解したうえで簡潔にわかりやすく答えるようにしましょう。

結論から答え、その後に理由を話すようにすると、相手にも関心を持って話を聞いてもらいやすくなります。普段の親しい人との会話でもこの点を意識して話をするとよいでしょう。話す時間は1分以内が理想です。それ以上長くなると聞いているほうも疲れてきてしまいます。

受け答えは明るくハキハキと

どんなに素晴らしい受け答えをしても、声が小さかったり表情が暗かったりしたら良い印象を持ってもらえません。介護の現場では利用者やその家族とのコミュニケーションも大切であるため、採用する側は明るくハキハキと話せる人を求めています。面接においても笑顔でしっかりとした受け答えをするように意識しましょう。

ただ、いざ面接になって笑顔でいようとしても、緊張でなかなかうまく笑顔がつくれないものです。普段から鏡の前で笑顔になる練習をしたり、スマートフォンで自分が話している様子を録画したりして、自分を客観的に見る習慣をつけるのもよいでしょう。

相手の話を最後まで聞く

介護の現場においては、「利用者が今何を求めているのか」「どういった対応をすべきか」といったことを正しく理解し迅速に判断することが求められます。面接の場でも、相手の言いたいことや求めていることをしっかりと汲み取るために、話を最後まで聞くことを心がけましょう。

応募先について下調べしておく

介護施設にもさまざまな種類があり、それぞれ仕事内容は異なります。自分はどのような介護施設でどんな仕事がしたいのかを明確にし、応募先について念入りな下調べをしたうえで面接に臨みましょう。これは志望動機を考えるための土台ともなります。

質問事項を事前にまとめておく

面接では求職者側から質問をする時間が設けられることがありますが、とっさに質問を考えるのは得策ではありません。募集要項や企業のホームページなどを見て、あらかじめ質問したいことを3つほど用意しておくとよいでしょう。

なお、このときNGの質問例としては

「定時で帰れますか?」

「賞与は何ヵ月分出ますか?」

などがあります。こうした労働条件や給与に関する質問はなるべく避けましょう。

おすすめの質問例としては

「資格取得の支援はありますか?」

「スキルを磨くための研修等はありますか?」

などが挙げられます。仕事に前向きな質問をするように意識しましょう。

介護業界から求められるのはどんな人?

仕事で活躍するためにひつようなものはスキルや経験だけではありません。その人の個性や人としての魅力も大きな要素となります。では、介護業界では具体的にどのような人を求めているのでしょうか。

コミュニケーション能力が高い人

どのような業種にもいえることですが、仕事における円滑なコミュニケーションは仕事の質に直結します。特に介護職においては、日々の生活を送るうえでさまざまな身体的問題を抱えた利用者と接することになります。一人ひとりのニーズに柔軟に対応するためにも、コミュニケーション能力は非常に重要です。

人柄が良い人

日常的に利用者と接する介護現場では、職員の人柄も利用者に伝わります。中にはファンになってくれる利用者もいます。自分に好印象を持ってもらうことは仕事を進めていくうえでもプラスに働くでしょう。

前向きな姿勢の人

介護職は、利用者に感謝されることが多い、やりがいのある仕事です。ただ、認知症を抱える利用者もいるため、悪気はなくても暴力をふるってしまうような利用者もいます。

また、利用者だけでなく家族からのクレームもあります。そうした環境にストレスを感じることもあるかもしれませんが、何事もプラス思考で捉え行動できる人が介護現場では求められています。

思いやりがある人

介護のお仕事は単なる流れ作業ではありません。利用者の大切な命を預かる仕事です。そのため、利用者に思いやりの心をもって接することができる人、相手の立場に立って物事を判断できる人が求められています。

誰かのために頑張ることにやりがいを感じる人

介護の仕事は体力が必要ですし、精神的な負担もあるため、単に生活の糧を得るための仕事と見るのではなく、やりがいをもって仕事ができる人でなければ続かないかもしれません。利用者に笑顔になってもらうことに喜びを見出せるような献身的な人が介護現場では求められています。

観察力のある人

介護施設には、身体にさまざまな病気や障害を抱えた方がいます。ときには利用者の症状が急に悪化するケースも想定しなければいけません。したがって、利用者の顔色や話しかけた時の反応、目の輝きなどの些細な変化に気づき、的確にその異変を判断できる人が求められます。

気持ちの切り替えができる人

社会人として仕事をしていれば、時には嫌なことも起こりますし、気分が落ち込むこともあります。介護施設においても、利用者の急な体調の変化に対応したり、認知症の方から思わぬ暴言を受けたりするなど、気持ちが滅入る場面があるかもしれません。そういう時でも気持ちのスイッチをうまく切り替え前向きに行動できる人は重宝されるでしょう。

介護の面接時の服装や持ち物は?

面接当日にあわてることがないよう、面接に行くときの服装や持ち物についても事前にチェックしておきましょう。

介護の面接時の服装例

女性の場合

面接ではスーツが基本ですが、スーツ以外では落ち着いた色味のジャケットにスラックスなどのボトムスを組み合わせるのが無難です。

男性の場合

男性の場合も女性と同様にスーツが基本です。スーツ以外では、ジャケットと襟のある白シャツにチノパンなどのボトムスがおすすめです。

介護の面接時の持ち物例

A4書類が入るバッグ

履歴書などの重要書類を折らずに持っていけるよう、A4サイズの書類が入るビジネスバッグを用意しましょう。最近ではビジネス用のリュックサック型のバッグが人気ですが、就活においてはカジュアルな印象を与えるので避けたほうが無難です。

履歴書・職務経歴書

履歴書はもちろん、職務経歴書の提出を必須としている会社も少なくありません。忘れずに持参しましょう。先に会社に郵送する必要がある場合はあらかじめコピーを取り当時持参しましょう。

会社情報のコピー

採用面接を受ける会社の情報をコピーしたものもカバンに入れましょう。企業理念や運営方針などを見返すとき、また事業所の場所を確認するときに役に立ちます。

筆記用具・メモ帳

必要な情報を書き留めるための筆記用具とメモ帳を用意しましょう。メモを取ることで「ぜひここで働きたい」という意欲のアピールとなります。

クリアファイル

履歴書などの提出書類がカバンの中でシワになったり雨で濡れたりするのを防ぐため、重要書類はクリアファイルに入れて持参しましょう。

資格者証(ある場合)

介護に関する資格の取得を必須としている求人もあります。有資格者であればそれを証明できるものを持参しましょう。

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オンライン面接の場合の注意点

新型コロナウイルスの感染拡大以降、オンラインでの面接をおこなう会社が増えてきました。ここではオンライン面接での注意点について解説します。

静かな場所で15分前には準備しておく

オンライン面接を受ける再は、自宅など静かな環境が確保できる場所を選びましょう。不特定多数の人が出入りするカフェなどは不意に人の姿や音声が入ることもあるため避けるようにします。

面接開始の15分前にはスタンバイをしてパソコンの前で待機することで、気持ちに余裕を持って面接に臨むことができます。

面接にふさわしい身だしなみで行う

オンラインの面接であっても実際の面接と同様、服装には注意を払いましょう。カメラ越しに見えるあなたの数少ない情報のなかで、服装は大きなウェイトを占めます。上半身、下半身ともにスーツなど就活にふさわしい服装で臨みましょう。

背景に余計なものが映らないように気をつける

オンライン面接では不意に余計なものが映り込んでしまうリスクがあります。それを避けるためにも、壁やカーテンを背景とするのがベスト。色合いの薄いシンプルなものであればベターです。

顔がはっきり映る位置で行う

履歴書の写真と同一人物であることが採用担当者からわかるよう、顔がはっきりと映る位置にカメラをセットしましょう。目線はカメラのレンズと同じ高さになるようにし、カメラとの距離は上半身がすべて画面内に収まるようにセットしましょう。

介護の面接に落ちた理由が分かったら再チャレンジ

介護の面接に落ちる場合の理由は人それぞれですが、これまで解説してきたことをもとに、自分がなぜ落ちたのかをしっかり分析することも必要です。そのうえで改善できる点は改善し、面接に再チャレンジしましょう。

面接は何回でも受けられる

現在は多くの介護施設があり、一つの施設で落ちたとしても、あなたの理想に近い別の施設の求人がきっと見つかります。もちろん、受ける回数に制限はありません。面接に落ちたとしてもあきらめることなく、自分自身を見つめ直して何度でも挑戦しましょう。

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